2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
増田静(ますだ・しずか)は1972年生まれ。2002年に「ぴりんぱらん」で第1回歌葉新人賞を受賞。2003年に「未来」の加藤治郎選歌欄に入会するが、2004年退会。沖縄県の歌人であり、劇作家でもある。歌集「ぴりんぱらん」がある。 歌葉新人賞受賞作「ぴりんぱ…
角川学芸出版「短歌」7月号に短歌『フタリダイアリー』10首を寄稿しました。短歌 2011年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2011/06/25メディア: 雑誌 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る
杉森多佳子は1962年生まれ。女子美術大学卒業。1990年に中部短歌会に入会し、春日井建に師事。春日井建没後は「未来」に移り、加藤治郎に師事している。2007年に第1歌集「忍冬(ハネーサックル)」を出版した。忍冬とはスイカズラのことであるという。 杉森…
実は吉田一穂が初めて出版した本は詩集ではない。1924年に出た童話集「海の人形」である。童話は詩と並んで一穂の創作の柱だった。生前に唯一得た生業も絵本の編集者の仕事である。大正期の児童文学の中心は鈴木三重吉主宰の「赤い鳥」である。一穂の童話観…
6月20日(月)の北海道新聞朝刊の文化面にて、リレーエッセイ「北の地から北の地へ」に寄稿しました。アイヌ語地名研究家・山田秀三についての文章です。
日置俊次(ひおき・しゅんじ)は1961年生まれ。「かりん」所属。東京大学文学部国文科卒業。フランスのエクセ・マルセイユ大学、パリ第3大学に留学し、現在は青山学院大学教授。2004年に「ノートル・ダムの椅子」で第50回角川短歌賞次席。2006年、「ノートル…
本阿弥書店「歌壇」7月号に、笹井宏之歌集『てんとろり』、上野久雄歌集『雪の甲斐駒』の書評を寄稿しました。http://homepage3.nifty.com/honamisyoten/kadan.htm歌壇 2011年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 本阿弥書店発売日: 2011/06/14メディア: 雑誌 ク…
魚歌 ふる郷は波に打たるゝ月夜かな 鳥跡汀 鳥たつ跡の汀べに 拾流木 うちあげられし木を拾ひ 焼魚介 さかなを焼きて濁り酒 勺濁酒 獨りし酌めば夕波の 濤声騒 声もおどろに濤(なみ)騒ぐ 波蝕洞 ほこらにひゞく波の音 一穂の作品としては希少な漢詩である…
小林久美子(こばやし・くみこ)は1962年生まれ。女子美術大学卒業。1994年「未来」に入会し、岡井隆に師事。1996年に未来賞を受賞。歌集に「ピラルク」「恋愛譜」がある。なお、東直子の実姉である。 透明感のある口語短歌を特徴とするが、ただ淡くて実体感…
詩歌梁山泊のホームページ「詩客」にて、短歌「水中眼鏡」10首を寄稿しました。http://shikaryozanpaku.sitemix.jp/
小野茂樹(おの・しげき)は1936年生まれ。早稲田大学文学部国文科中退。1955年に「地中海」に入会、香川進に師事。1969年に第1歌集「羊雲離散」で第13回現代歌人協会賞を受賞したが、その翌年に若くして交通事故死している。その後遺歌集「黄金記憶」が発表…