2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧
久山倫代(くやま・みちよ)は1961年生まれ。愛媛大学医学部卒業。在学中より朝日歌壇に投稿を始め、1991年に「かりん」に入会。第1歌集「夏のバッカス」は1993年に刊行した。本職は皮膚科の医師である。 「かりん」に入会したのは29歳のときであるが、作歌…
短歌総合新聞「梧葉」秋号に小島なお「サリンジャーは死んでしまった」の書評を書きました。http://homepage2.nifty.com/goyou/歌集 サリンジャーは死んでしまった (コスモス叢書)作者: 小島 なお出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2011/07/28メディア: …
先月より発足した吉田一穂研究会。一穂の地元北海道からその業績を見直してゆくべく始まった勉強会である。第2回である本日は、小樽文学館副館長の玉川薫氏をゲストスピーカーに招いた。玉川氏は福井県出身で、北大文学部を卒業後、東京の出版社勤務を経て開…
大野誠夫(おおの・のぶお)は1914年生まれ、1984年没。茨城県龍ヶ崎中学校卒業。十代の終わりに画家を志して上京し、同じ頃に「短歌至上主義」に入会。杉浦翠子に師事して作歌を始めた。「短歌至上主義」解散後は「鶏苑」を経て「砂廊」(のちに「作風」と…
比較文学者であり詩人でもある管啓次郎(すが・けいじろう)の、随筆家としてのデビュー作である。1989年に弘文堂より単行本化されたが、ここ数年で作家として大きく名を上げ、21年の時を経て河出文庫より文庫化された。 この本はブラジル旅行記である。滞在…
目黒哲朗(めぐろ・てつお)は1971年生まれ。二松学舎大学文学部卒業。1990年に「原型」に入会し、斎藤史に師事。1993年「つばさを奪ふ」で第4回歌壇賞。長野県で教員をしながら歌人活動を行なっている。歌集「CANNABIS」、選歌集「セレクション歌人 目黒哲…