トナカイ語研究日誌

歌人山田航のブログです。公式サイトはこちら。https://yamadawataru.jimdo.com/

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

現代歌人ファイルその108・光森裕樹

光森裕樹は1979年生まれ。京大短歌会出身で、結社には所属していない。2008年に「空の壁紙」で第54回角川短歌賞を受賞し、2010年に第1歌集「鈴を産むひばり」を刊行したばかりである。 作風はスマートでスタイリッシュという言葉がぴったり来る。ドイツ留学…

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「穂村弘ワンダーランド」(高柳蕗子責任編集・沖積舎)に評論『穂村弘は何を信じるか?』を寄稿しました。 多くの歌人たちによる穂村弘論、オマージュ短歌、対談など穂村弘の実像に迫る本邦初の穂村弘オンリームックです。 私は宗教と信仰という視点から穂…

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本日10月21日発売の「短歌研究」11月号の特集「新進気鋭の歌人たち」に、『ディア・インスペクター・クルーゾー』10首およびエッセイ「初めて出会った歌」を寄稿しました。http://www.tankakenkyu.co.jp/tankakenkyu/new.html短歌研究 2010年 11月号 [雑誌]…

現代歌人ファイルその107・辺見じゅん

辺見じゅんは1939年生まれ。早稲田大学文学部卒業。「弦」主宰。1988年に歌集「闇の祝祭」で第12回現代短歌女流賞を受けている。しかし一般的に有名な肩書きは歌人ではないだろう。「男たちの大和」などの著作があるノンフィクション作家として、そして角川…

昆テンポラリー続報

現在札幌のギャラリー・テンポラリースペースで開催されている「昆テンポラリー展」。 「テンポラリーフォト」のページで展示会場の写真が公開されています。 私の寄せた短歌作品の展示写真もあります。 雰囲気だけでも感じていただきたく思います。http://t…

現代歌人ファイルその106・大久保春乃

大久保春乃(おおくぼ・はるの)は1962年生まれ。1988年「醍醐」入会、槇弥生子に師事。2000年「醍醐」新人賞受賞。2004年より「熾」に移って活動している。歌集に「いちばん大きな甕をください」「草身」がある。 われを抱くあなたの髪のやさしくて両の手の…

現代歌人ファイルその105・糸田ともよ

糸田ともよ(いとだ・ともよ)は1960年生まれ。札幌市在住で、1986年より永井浩に現代詩を学んだ。のちに「鳩よ!」に短歌を投稿するようになり、選者だった福島泰樹のすすめで1992年に「月光」に入会した。第1歌集「水の列車」は2002年に刊行され、第17回北…

作品出展情報

札幌市のギャラリー・テンポラリースペースで行われる企画展「昆テンポラリー展−札幌の昆虫を素材にして」に新作短歌『秋の誘蛾灯』8首を出展させていただくことになりました。札幌の昆虫をテーマに、複数の美術家・作家から寄せられた作品を集める展覧会で…