トナカイ語研究日誌

歌人山田航のブログです。公式サイトはこちら。https://yamadawataru.jimdo.com/

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

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週刊読書人9月28日号の「著者から読者へ」のコーナーに『世界中が夕焼け 穂村弘の短歌の秘密』について寄稿しました。 http://www.dokushojin.co.jp/backnumber/2012%E5%B9%B49%E6%9C%8822%E6%97%A5%E5%8F%B7「朔日」10月号に栗原寛歌集『窓にはゆめを、ひか…

現代歌人ファイルその201・田村元

田村元(たむら・はじめ)は1977年生まれ。北海道大学法学部卒業。1999年に「りとむ」に入会し、2002年に「上唇に花びらを」で第13回歌壇賞を受賞。2012年、第1歌集「北二十二条西七丁目」を刊行した。 歌集のタイトルは北大時代に居住していた札幌市の地名…

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北海道新聞9月19日号付け夕刊に、エッセイ「寺山修司から穂村弘へ 『世界中が夕焼け』とそれからのこと」が掲載されました。 寺山修司と穂村弘の比較論となっています。

現代歌人ファイルその200・荻原裕幸(4)

未刊歌集『永遠青天症』は全既刊歌集を収めた『デジタル・ビスケット』に全篇収録されている、現在のところの荻原裕幸最新歌集である。この歌集から現在に至るまでの作風は確立されているといってよさそうだ。 虹を胡桃とバッハを夢で少しづつ消化してゐるぼ…

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「歌壇」10月号に加藤治郎歌集『しんきろう』、岡井隆『岡井隆の短歌塾 入門編』の書評を寄稿しました。「井泉」9月号の「リレー小論 短歌は生き残ることができるか」に評論「もっといろんな人に会いたい」を寄稿しました。 歌壇 2012年 10月号 [雑誌]出版社…

現代歌人ファイルその200・荻原裕幸(3)

第4歌集『世紀末くん!』は1994年の刊行である。歌集巻頭の「みづいろ前線」に寄せた文章には、「典型的なモラトリアムの青年だつたぼくの二十代。就職とか結婚とか、生活にかかはる大半を先送りにして、何かはあるだらうと自己表現の可能性を素朴に信じてゐ…

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現代詩手帖9月号に短歌時評「来るべきうた」掲載。今回は岡部史『お菓子のうた 甘味の文化誌』を取り上げています。9月8日の「itak」第3回イベントにてパネラーを務めます。http://itakhaiku.blogspot.jp/「guca紙(4)」に短歌「アルカナ愚恋抄」7首を寄稿…