中川佐和子（なかがわ・さわこ）は1954年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。1984年に「未来」に入会し、河野愛子に師事。1992年に「夏木立」で第38回角川短歌賞、2000年「河野愛子論」で第10回河野愛子賞を受賞。歌集に「海に向く椅子」「卓上の…

「現代詩手帖」3月号に短歌時評「来るべきうた」第3回が掲載されています。 今回は岡井隆「わが告白」と枡野浩一「結婚失格」について。現代詩手帖 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 思潮社発売日: 2012/02/28メディア: 雑誌 クリック: 5回この商品を含…

前田康子（まえだ・やすこ）は1966年生まれ。20歳の時に「京大短歌」「塔」に入会。「ねむそうな木」「キンノエノコロ」「色水」「黄あやめの頃」と4冊の歌集がある。 歌集に個人情報をあまり明かさないタイプらしく、作者像はどこかあいまいな雰囲気がある…

山崎方代（やまざき・ほうだい）は1914年生まれ、1985年没。出征先のティモール島で右目を負傷し、失明。左目もかなりの弱視となった。戦後は傷痍軍人の職業訓練で教わった靴の修理を生業に、妻子も定住先も持たず放浪しながら生活した。山下陸奥の歌誌「一…

「歌壇」3月号の連載企画「期待の作家CLOSE UP 3 黒瀬珂瀾」に、黒瀬珂瀾論「三つの『塔』が重なるとき」を寄稿しました。歌壇 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 本阿弥書店発売日: 2012/02/14メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) …

都築直子（つづき・なおこ）は1955年生まれ。上智大学フランス語学科卒業。1989年に小説現代新人賞を受賞して小説家としてデビューした後に、短歌に転向した。「中部短歌」で春日井建に師事したのち、現在は「日本歌人」に所属している。第一歌集「青層圏」…

本多忠義（ほんだ・ただよし）は1974年生まれ。山形大学教育学部卒業。「かばん」所属。2005年に歌集「禁忌色」を出しているほか、2冊の詩集も出版している。宮城県在住の歌人である。 冬が来る前にいつかの坂道で坂道であなたに触れてぼくは壊れた どちらか…