魚歌 ふる郷は波に打たるゝ月夜かな 鳥跡汀 鳥たつ跡の汀べに 拾流木 うちあげられし木を拾ひ 焼魚介 さかなを焼きて濁り酒 勺濁酒 獨りし酌めば夕波の 濤声騒 声もおどろに濤(なみ)騒ぐ 波蝕洞 ほこらにひゞく波の音 一穂の作品としては希少な漢詩である…
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