吉田一穂が詩人として目指した究極の目標は「神話の創世」であるように思う。学生時代に北欧神話に熱中した一穂は、歴史のない故郷北海道にエッダのような完成された北方神話をつくることを夢見ていた。もちろん北海道にはアイヌの神話はあったし、一穂自身…
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